ばふんペーパー®️とは
ばふんペーパーとは、馬ふんの中に含まれる、牧草の繊維を消毒加工して取り出したのちに、手漉き和紙の材料にまぜて漉き込んだ紙のことです。
当時、北海道浦河町で地域おこし協力隊として活動している中で、町おこしのひとつのツールとして誕生しました。(2015年〜)
町の活性化をめざして、観光(体験)・教育(地域学習)・福祉(就労支援支援)の分野に力を入れて活動していました。(〜2017)
馬ふんを使う理由
馬を飼うと、毎日大量の草を食べ、大量のウンチをします。それは馬が元気な印でとても良いことなのですが、頭を悩ませるのが大量にある馬ふんの処理です。堆肥に加工して有効活用もされていますが、堆肥を販売するには届出や設備が必要となってきます。
手軽に馬ふんを活用する道はないのか?と考えた結果、紙にするという発想を思いつきました。
独特の風合いをもつばふんペーパーは、手に取った人々にホッコリと心に温かみをもたらしてくれます。
現在の生産体制
現在は拠点を大阪に移し、淡路島で和紙作りをしている奥田さん(松鹿工房)のご協力のもと、生産を継続しています。
浦河町では使い終わった紙パックからパルプを取り出してばふんペーパーを作っていました(ver.1)が、
現在は奥田さんが育てた楮(こうぞ)をもとにばふんペーパーが作られています。(ver.2)
和紙特有のしなやかで強いものへと進化し、奥田さんの草木染めの技術で、現在はカラフルなばふんペーパーも取り揃えています。